インターネットを使ったテレビ電話の行く末
社長の命令で系列店全店にインターネットを利用して接続するテレビ電話システムの導入が行われた。導入目的は、そのテレビ電話を使い、系列店店長がわざわざ本部に集まらずとも、会議を行い、店舗への支障削減の為とされ、実際に会議もとり行われた。しかし、その物珍しさから、会議の内容はもっぱらテレビ電話ってイイねとか、面白いね、とか私にとってはどうでもいいことばかりで、もう嫌気もさしていた。とりあえず、一通りの会議が終わりその日は終わったが、次の日からいたずらテレビ電話というか、その物珍しさに系列店の店長から意味のないお伺いが殺到し、私はインターネット回線を外して仕事をしていた。すると、電話が鳴り、テレビ電話がつながらないよ、とご親切に教えてくれた店長もいた。その後、また会議があったが、もうその頃は皆テレビ電話に飽き始め、会議ももうどうでもいいや、みたいな空気が流れていた。数ヵ月後、このテレビ電話は完全に事務所の飾りになってしまい、私は社長に無許可でこのシステムを外して物置に片付けたが未だに社長からのお叱りは無い。